アグリマ | 農業機械のレンタルサイト https://agrimachine.jp/ 農家さんから家庭菜園向けの機械まで情報満載!こんな機械もレンタルで使ってみたい!トラクター、刈払機などの農業機械専門レンタルサイトです。 アグリマ | 農業機械のレンタルサイト https://agrimachine.jp/ https://agrimachine.jp/images/logo.gif 農作業のほとんどは草刈りです・・・。 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcapgjxgh 2024-05-16T13:46:00+09:00 5月も半ばになりますと、草も伸び始めます。

いきなり30度近くになったり、朝氷点下だったりと体調が悪くならないように気をつけていても

気温の急激な変化には年齢のせいか、なかなか対応ができなくなりますねえ・・・。

さておき、今日これから草刈りするのに、エンジンがかからない。

でた!!


などと平気で事前の点検、確認などをしないのは何故でしょうか?

地域の特性なのかな・・・・??

すぐにやってくれ!!ってよく言われるんですが、

仕事をしてくれる道具にはお金をかけたり、

作業予定ってものがあるならば事前に動くか確認とかしないのかなあ??

ってめちゃくちゃ疑問に思います。


自動車関係だったら今は予約で整備点検等もするのが当たり前なのでよほどのトラブルでもないかぎりは

飛び込みってない気がしてます。



今回は燃料が古いものがずっと入っていたので、新しいものに入れ替えします。

古い燃料のままなのでキャブレターのダイヤフラムがカチカチだったのでOHして、



マフラーのポートがカーボン詰まり気味だったので、お掃除、マフラーも焼いて



燃料フィルター、ホース類も交換。


刈払い機と言っても意外と手間かかります・・・・。


もちろん計画性を持って事前準備されている方もいます。

そういう方が作る作物はもちろん品質もよく、喜ばれるものが多い傾向にありますよねえ・・・。


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管理者
新たな難関が・・・ https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcs6roisv 2024-05-09T08:49:00+09:00 5月の連休真っ只中でしたね。

お休みになって色んな機械が持ち込まれました。



ヤンマーの古いトラクター。

作業機が上がったまま、下がらなかったりする。

はい来ました!!

普段全くメンテナンスしてない案件です。

困ったときに昨日まで普通に動いていたんだけどって言われるヤツです。


毎年点検に出してるんだけど・・・・。

ってパターンもありますね。

履歴で追えるんですが、エンジンオイルの入庫履歴さえもないですよ・・・。


で、いろいろ見ていると、ピーナッツクリームみたいな色の冷却水・・・・。


オイルゲージにつかないくらいのミッションオイルの量・・・・。


お話して、色々点検してお返しすることになりました。

冷却水も全く替えずにいるとこんな感じです。

ラジエターも通路が詰まってまして、ラジエターの洗浄剤入れて、

まわして抜いて、スチームガンで流してを何回も繰り返して

ようやく茶色い水が透明になってきました。

湯垢みたいになっているけど、無交換で20年くらい経てばこうなってしまう

んですねえ・・・。


上がり下がりしないのはポンパのワンタッチでレバーを駆動するスイッチからモーターには電気は導通していましたが


モーター不良でして、部品供給はすでに停止していたので、

引き上げロッドを外して、手動で上げ下げできるようにしてポンパ機能だけが使えない状態にしました。



いつまでも古い機械の部品を供給してくれるのは外車だけなんだろうなあ・・・・。

それか第三者が作ってくれるか・・・。


車だとよくある手法ですけどね。だからクラシックミニなんかはずっと生き残ってくれるんでしょうね。

でも趣味の乗り物ならばある程度の不自由を楽しむのもありなんですが、

仕事をしてくれる機械に関しては効率化、スピードが求まられる現代ではクラシックで情緒に浸るのもどうなのかなあ・・・・。

って思うことがよくあります。



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管理者
ホンダ FF500 エンジンかからない!! https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcsw2d4wf 2024-05-02T16:02:00+09:00 5月連休が世間では10連休の方もいらっしゃるようで・・・・。

なんとも羨ましい・・・・。

貧乏暇なし、しがない農機具屋ですので本日も一生懸命働いてます。



新しい機械を納品したり、久しぶりに機械を使う方からのマイナートラブルが

激増するのが春先ですね。

今回は今年納品したホンダのサラダ FF500です。

一度使ってエンジンを止めたら二度とかからなくなったとのこと。

最新型のこの機械はなんとセル装備、プッシュスタートです!!


えっ??

車みたいじゃん。自分の家のNーBOXみたいだな・・・・。

さて現車確認です。

他の管理機と一緒に盗難防止策としてワイヤー型のロックをしているそうです。

で普段はこれをぶら下げている。とのこと。



ほう、結構頑丈な錠前だなあ・・・・。

って動力の入り切りのレバーにぶら下げているのか。

ん?


レバーの根元にマイクロスイッチあるじゃないか!!


ワイヤーの鍵がぶら下がっていると・・・・。

いつも入りの方向に傾いてる。


ということは・・・。

「ルーキー!セーフティーがかかっているぞ!!」

ってスネークに言われちゃうヤツだ!!

鍵を取ってみると、見事にスタートポジションにレバーが戻り、

無事に何事もなく解決です。


機械の修理で恐ろしいのは先入観と思い込み。

色々ありますなあ・・・・。





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管理者
ストーンクラッシャー 点検 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcgo7u26f 2024-04-24T16:21:00+09:00 こんにちは

桜の時期も今年は雨、風の影響も少なくて楽しめましたか??

私も色々なところに行って桜めぐりしましたよ。

春になると鳥、虫、機械も動き出してきますね。

仕事もいよいよエンジンかけて一生懸命やらないといけませんね。

さて今回はストーンクラッシャーです。


納品後約50時間経過したのでタングステン鋼の破砕刃の緩みチェックなどを実施しました。

赤いラインが最初の締付具合の場所です。

ブレーカーバー(約1M)で増し締めチェックをしましたが、マーキング位置よりも45度まではいかなかったですね。


左右のキャップスクリューが2本止めになっている刃は90度くらい回りましたね。

両端が一番緩みやすいそうです。

それからPTOジョイントのグリスアップ

これはこまめに実施してもらいたい部分ですね。

まっすぐ回っているだけだと思っても回転方向へは常に力がかかっているわけですからグリス切れでベアリングへ負担が

かかるのだけは避けたいですね。

外国製の機械ですので、機械あるあるが必ずあります。

日本工業製品のようにオイルが漏れている事があるとすぐにクレームだなんだと言われることには

少々寛容である気がしています。

エアーブリーダープラグ、ミッションのオイル点検窓、こちらから結構漏れています。



切削精度がどれくらいの公差で製作されているのかは

疑問に思うとこですが、オイルがきちんと入っているって証拠です!!

くらいの事言われた経験があるので、いやいや、それじゃあ日本人は納得しないぞ・・・・。

でネジ山にシールテープをいつものように巻いて対処したのでありました。



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管理者
乗用管理機 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcbitzrk7 2024-04-18T08:47:00+09:00

乗用管理機、(背の高い作物を栽培する方向け)

ロータリー管理機が3つアタッチメントで取り付けされて、

うね立てアタッチメントが3つ、肥料撒きアタッチメントも取り付けします。


これでフル装備になります。(画像ではウエイト取り付け前です)


電源を直接取り出しして(電圧降下を防ぐために直接の電源が望ましい)

コントローラーのステーを製作して作業しやすい位置に取り付けです。




PTOジョイントの部分はグリスアップされてこないので、(組み立てに使うための最低限のグリスが封入されています)

最初にグリスアップをしてきちんと納品してやったり、細かい部分にも給油をしてあげると

持ちが違うような気がしてます。


社内で組み立てするものに関して、ワイヤー類はできるだけ注油してから、

摺動部にはグリスを塗布するなどしています。

ほんの些細な事なのかもしれませんけど。

あとは自分が納品される車とか気を使って用品を組んでくれていると

この人は信用できるかな。って思いますよね。

傷防止の養生したりって些細な事ですけど。


社内にはそういう事が理解できない昔の人もいますが(気を使って組み立てするとかの感覚がわからない人)

自分はこういうスタイルは崩さないような姿勢でいきたいと思います。





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管理者
MR60 ロアリンク上がらなくなった!! https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rckamn27g 2024-04-11T15:21:00+09:00
今回のトラブル修理は思ったより難問が待ち構えていました。

まず作業依頼は油圧取り出し口増設でした。

キットになっているため室内にワイヤーを通して

背中の取り出し配管を2重にするだけ。


簡単に言うとそれだけでした。

今回はローダーがついているので操作レバーを吊るしておいて

右側の操作パネルを脱着して作業を行いました。



油圧操作パネルのコネクターが硬く、寒い時はカプラーを

破壊してしまいそうな気がするくらいかっちり入っている箇所もあります。

そこはきちんと丁寧に少しづつはずすしかありませんね。


さて増設キットは何事もなく組みあがりまして、取り出しカプラーにもきちんと圧力がかかっている事も確認して

ロアリンクの配線も間違いなく組みました。



さて翌日、作業機をつけようと思ったら、あれ??

なんのエラーだろ??

NO24のエラーが出てしまいます。


ロアリンクの配線が断線しているとサービスマニュアルを見ると出てきます。

昨日は動いたんだから、配線が断線ってどういう事??

右の操作カバーを元どうりに組み立てる時にハーネスでも噛みこんだ??

いや、それはないなあ・・・・。

2日くらい故障探求に費やして、もしかしてどこかネズミにでもかじられて、

昨日まではギリギリ配線がつながっていたのかも??



万に一つの可能性。

あるかもしれないし、ないかもしれない・・・・。

まあまずは配線を追いかけるか。

上昇ソレノイドのカプラーを外して手で触っていくとロアリンク、キャビンの下側で指にチクッと何か感触が。




んん???

おお??



コルゲートチューブがザクザクになっている!!

もしかして、ひょっとして・・・・・。


うわー!!これか!!

そうです。

チュー太郎にかじられていました。


昨日動いた。配線のカプラーを外した。

というトラップにとらわれていました。

柔軟に物事を考えて対応せねば。


って改めて思い知らされました・・・。


また一つ勉強になりました!








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管理者
春の納品祭り https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcznupbx5 2024-04-05T13:10:00+09:00
怒涛の如く突入しました。



先日の展示会などでお話いただいた機械の組み立て、納品なども一気に押し寄せてきます。

いろんな事がありすぎて、忘れてしまうこともたくさんありますが、

ほどほどに頑張らないといけませんね・・・。

ほどほどってのができないですが・・・。



それなりに気を使って組立てをしているつもりですが、

メーカー出荷時にワイヤーが組まれているものは仕方ありませんが、

現地で組み立てするものに関して、ワイヤー類はできるだけ注油してから、

摺動部にはグリスを塗布するなどしています。

ほんの些細な事なのかもしれませんけど。


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管理者
トラクターのオーディオ交換作業 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcciybuc5 2024-03-27T09:03:00+09:00 トラクターのオーディオ 入れ替え

クラリオンのCD付が取り付けされています。

CDレシーバーが埃で大抵やられてしまいます。

今回はBluetooth、USB付きのものに変更します。


リモコンもついてるし、便利になりました。

まずは専用工具がないのでルーフを持ち上げてデッキの後ろ側に固定金具がついている場合があるので

確認しますが、この機体はなかったですね。

配線カプラーが独自の形状なので、


途中でカットして加工します。


黒 アース
緑 メイン(プラス)
(※一回り太い配線なのですぐわかる。)

青/白 ACC電源

オレンジ
オレンジ/黒 スピーカー(プラス)

黒/白          スピーカー(プラス)


どちらがスピーカーの左右なのかはわからないが、今回は気にしません。


配線色がメイン線が緑ではなくピンクのものもあります。

アクセサリーのカプラーの位置さえ覚えておけばなんてことはないんですけどね。

あとはスピーカーの配線色が黄色、白のタイプものあります。




ハンズフリー用のマイクも仕込みました。

少しでも快適に作業はしたいですよね!!



スマホの充電などに使えるようにUSBジャックも埋め込み加工しました。
ホルダーはお好みで。





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管理者
展示会がありました。 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcnj3maei 2024-03-21T14:07:00+09:00
こちらの会社でも倉庫にて開催をいたしました。





またこの倉庫がゴミがあって、展示なども狭く、今までなんとも思わないのかな・・・・。

って昨年思っていて、仕事の合間を縫っては片っ端からゴミをかたづけ

売れそうなものはヤフオクで売ってを繰り返して、ようやく中がキレイになりまして。

年配の人って工場に物が散乱していたり、使えるものと使えないものの仕分けとかできないのかな・・・・。


そういう環境に身を置いてると色んな事がどうでもよくなったり、、客層も低下していきますよね・・・。

気にしない人がずっと働いていたみたいな感じだし。


少しでも気持ちのよい環境で働きたいですよね・・・。


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管理者
ヤマハの除雪機もきました。 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcr7hwfg2 2024-03-12T11:00:00+09:00
3月になりました。けどまだこの辺り雪が解けずに残ってます。

原村は雪がまだまだ降りますね・・・・

下界とは違うなあ・・・・。


今回はヤマハの除雪機です。

エンジンのふけ上がりが悪いとの事です。

オートチョークがついている機械なのですが、チョークが効いている時間が結構長いです。

温まるまでずっとブスブス言ってます。

燃料も古いままでかけたら、調子悪いという事です。

うーん。



キャブレターもハンチングしているので、分解して清掃しました。

オーバーフローしてオイルにガソリンが混ざってしまい、

オイル量が激増していました。

オイルも交換して、燃料フィルターのカップも清掃しました。



あとは気になる部分がマフラーの出口に向きを変更するものがついていて、

ここに網があるんですよ。

この網がよく詰まり気味になって抜けが悪くなります。

外してみると、あー!やっぱり。


チョークが効く時間が長い事もあって煤が付きやすくなります。

清掃して試運転して、良好です。

チョークの作動時間を短くするには、スロットルの全開位置から先に始動位置がありますが、

始動後全開で回していき、温まるのを早めるくらいしかないですねえ・・・。

定期的な手入れってやはり大切です。

みんなやらないんだよなあ・・・・。






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管理者
タカキタ スノーブレード 修理 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rc447xfks 2024-03-08T09:04:00+09:00 こんにちは。

まだまだこちらは雪が降ります。春の訪れも感じてはきますが。

除雪機を壊してしまったとの連絡。

側溝のふたに引っかけたり、マンホールのふたに引っかけて曲げたり、

舗装路のぎりぎりまで取り除こうとするから、無理させちゃいますね。

そこまで削らなくてもいいんだけどなあって思ったりしますが。

まあ仕方ありません。

慣れてない人が使ったりもするので。


ヤンマーのロアリンクがめちゃくちゃ曲がっています。



プレスで直してもいいんですが、これだけ厚いものを元に戻すには

会社のプレスでは能力不足です。

部品がかろうじてまだ数個あったので手配して、

他の部分の修理に時間を使いたいと思います。

スノーブレードの付け根の取り付け部までまげてしまったので

ガスで炙って修正して曲げたピンを新しくしました。




これでまたしばらく使えるようになっちゃいました。]]>
管理者
ジェットヒーター 修理依頼 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcoj3rjif 2024-02-29T16:44:00+09:00 こんにちは。

まだまだ寒い季節が続きますね。

朝、夕方は少し日が長くなってきました。

春の訪れももうすぐ。

そうすると、冬の間手入れを全くしなかった人が

明日使いたい!と慌てて大騒ぎする季節がやってきます。

どうして毎年毎年懲りないんだろう・・・・

お金を稼いでくれる機械なんだから、大切にしないといざというときに

また大変な目にあうのは勘弁してほしいなあ・・・。


話は変わりまして、

しばらく使っていなかったというジェットヒーターがやってきまして、

燃料がタンクから上がってこない。

という修理依頼です。


今まで不具合があったわけではないので、

大抵これだろうなあ。

ってゴムホースを見る。

ハイ、亀裂入っていますね。

交換です。


問題なく着火しました。

あとは燃料タンクのドレンボルトからの漏れがあります。

タンクが薄いので強く締め付けると歪みがでるようでパッキンが面で当たらずに

一部で歪みが出ているらしくて、漏れが発生しています。


パッキンをちょっと変わった形状にしてみたら無事解決しました。


噴射ノズルも清掃して光(CDS)センサーの反射板も

きれいにして無事完了です。


あーよかった。



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管理者
薪割り機のメンテナンス その2 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcdip8o9y 2024-02-23T13:26:00+09:00 薪割り機の修理


手配した部品が入荷しましたので、早速作業にとりかかります。


まずは作動油の抜き取りから。

あれ??

やっぱり真っ黒黒ですね・・・。

ここまで黒くなるってよほどだなあ・・・。

灯油を入れて何度も何度も洗い流します。

5.6回繰り返してようやく少し黒さが少なくなってきたところで

中の残留分を全て吸い取り、

拭けるだけ拭いてタンク内部を清掃できました。


ポンプ内部も黒いとは思いますが、

そこまでOHを求められてないので・・・・。

ある程度きれいになったら作動油を入れておきます。

摺動面がガサガサでしたので、部品手配した時に面部分を修正して

バリ取り、ブラケットが動く部分もエッジが鋭利になっていたので

面取り修正しておきました。


グリスを塗布して単体でスムーズに動くことを確認。

シリンダーに取り付けて多少の遊びがでるくらいにしておきました。


ここは常にキレイにしておいてもらいたいところですね・・・。

作業を連続でやっていたら無理な話か・・・。

作動チェックして終了です。









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管理者
薪割り機のメンテナンス https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcwmvc5tp 2024-02-15T11:04:00+09:00
大型の薪割り機の点検依頼です。


牽引ヒッチがとりつけされています。

いろんな所に持ってはいけますが、車につけてる人はさすがにいないだろうなあ・・・。

(日本だったら)


海外製品ですので油圧ホースとかは被覆がかなり硬いです。

短くなっている部分は曲がりがキツくて漏れの原因にはなりやすいです。

ホースは製作してもらって、解決。


スライド部分のレール部分のブッシュ?樹脂版が減りすぎていて

ガイドの真鍮部分を破壊して曲がってしまっています。

高額な薪割り機なので、(100マソくらいするとかしないとか・・・)

大事に使えば長持ちするんですが・・・・。


部品を手配して、エンジンのオイル交換したり、

レール部分のバリや傷を磨いて樹脂版にストレスがかからないように

小細工をしておきました。


また部品が届いて、完成したらお知らせいたします。

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管理者
雪が降りましたね https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rctfuzhyr 2024-02-09T14:05:00+09:00 除雪機の点検修理

2月になってようやく?とうとう?雪が本格的に降りました。

皆様大混乱でしたね。

雪が降ってうれしいのはもしかしたらうちのワンコだけかな??

スキー場もほっとしたかもしれませんね。

さて、シーズン前に大抵点検をするものなのですが、

雪が降る機会が少なくなると

人は備えを確実にしなくなりますね。

エンジンがかからないトラブルが続出して、大至急という要望が多くありました。

(イライラされてもこっちも手一杯なんですけどね・・・。)


今回はホンダのハイブリッド除雪機です。


使っていたらベルトが切れてしまったようです。

ハイブリッドは24V仕様になっています。

このタイプはオーガ(雪をかき集める部分)が電磁クラッチでオンオフするタイプです。

わかりづらいけど、奥にベルトあります。

(すでに交換しちゃいました)

取説、マニュアルなどにはベルト交換の際には電磁クラッチの板の隙間を調整との記載がありました。

試しに今の状態を見てみますか。


わかりずらいですがこの部分に隙間を計測するゲージを入れていきます。


基準値が0.3~0.6ですのでまずは上限の0.6㎜を入れていきます。

この隙間に入れてみます。

はい、入りません。問題なしです。

ではどれくらいの隙間があるのか?

少しづつ数値を落としていきましょう。

0.5㎜も隙間にはいらず。


次に0.45㎜を入れてみます。




おっ?入りました。真ん中あたりの数値ですので、問題なしですね。


電磁クラッチがキュッと大きな音がするようになったら調整することにします。

エンジンオイルとかオーガのギヤオイルを交換して可動部に注油(スプレー)

して今回は完了です。



いざというときの備えはきちんとしておきたいものですが、

言ってもやらない人はやらないもんですよね・・・。














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管理者
機械屋さんとのお付き合い https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcphbp8m9 2024-02-02T14:03:00+09:00
みなさんは農機具販売店に何を求めていますか?

新しい機材を購入するときの金額が安ければ安いほど嬉しいですよね?

どこで購入しても同じものならば結局はアフターサービスなどの付加価値が高い事が条件ですよね。

困ったときに迅速に駆けつけてくれる、修理対応してくれる。これ非常に重要ですよね。

お仕事をして稼いでくれる機械達ですから、肝心な時に止まってしまう、作業ができない。

これでは本末転倒です。

売るだけならば誰にでもできますし、ネットでも購入できますから。

ただし、普段のお手入れをしていて動かなくなるなどのトラブルなどは仕方ありません。

1シーズン使いっぱなし、機械の汚れ(泥、土、肥料)も落とさないで格納してまた翌年・・・・。

動かないから早くこい!

こういうわがままな方が非常に増えてきたと感じます。

(年齢層も高くなっている事も起因すると思われますが)


普段のちょっとした事でいいんですよ。いつもと違う、なんか変な音がする。

こうした異常を感じる事で余計なトラブルの芽を摘むことができると思います。

良い作物を作っている方は機械もやっぱりキレイに手入れしてますし、点検整備などにも出されていますね。

機械の状態を見たら、どういう感じの農業形態かはわかるようになります。


趣味の車とかの乗り物はキレイにするのにお金を稼ぐ道具を何故大切に扱わないのか??

これはずっと疑問に感じている部分でもあります。

根気強く指導をして改善したお客さんもいました。

もちろん変わらない人もいます。

(伝わらない伝え方をしているのかもしれません)

新規で就農される若年層もちらほら増えています。お互いにとってよりよい関係となるように

簡単なメンテナンス方法とかを指導していくのも次の世代への務めかな?と

感じています。



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管理者
高圧洗浄機 圧力不足の件 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcvsz7p8p 2024-01-26T16:09:00+09:00 こんにちは

1月ももうすぐ終わりますね。

雪が降らないのは助かりますが、
春、夏になっての日照りでの水不足などが心配になります。

さて、今回持ち込まれたのは高圧洗浄機です。

動力噴霧機と基本は同じですね。

ポンプの圧力が上がらないという症状です。


すでにメーターの針があがったままメーター内部のオイルも真っ黒です。

これはわかりやすく、内部がやられているという事がすぐにわかりますね



動噴で多いトラブルが圧力があがらない。でしょうか・・・

圧力弁が最も重要な部品になりますね。

水を動噴内部で循環して内部に戻してる機構をとっているタイプは噴霧しないでいる待機状態が続くと

内部の弁を破損します。

温まった水がさらに温まり常時循環することにより温度上昇して本体加熱、弁の破損へとつながります。

あとは水なしの状態での空運転、途中で水が切れる(吸い込み口が水面から外れる等)事によるエアー混入、

これらが自分が経験してきたトラブルでしょうか・・・。


まあ他にも要因はいろいろとあるのですが、動噴本体に限ってはこれくらいが思い当たる感じです。


今回の個体を分解してみると・・・・。

プラスチックのような樹脂ボディのタイプの弁でした。


これが正常だったもの


はずした部品



樹脂部分のボディが変形していますね。



部品単体で頼むよりも組み立て工賃なども考えると、今回はポンプASSYが安くあがる計算になったので

丸ごとポンプ部のみ交換しました。



これだから、部品交換屋って言われちゃうんだよなあ・・・・。




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管理者
ミッションオイル https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rchxpvwd4 2024-01-16T15:54:00+09:00 こんにちは

寒さも本格化してきました。

年齢には勝てません。でも子供の頃はもっと寒かった気がする。

さてトラクターのエンジンオイルって

こまめに交換されている方も多いですよね?

でも、ミッションオイルってどうですか?

別に異常がなければ交換なんてしません!!

って方がほとんどじゃないかと思います。

ゲージをみても、こういう感じであーずっとキレイじゃん。

っておもっちゃいますよね。

これが貯まるとどうでしょうか??


結構黒いじゃん!!


じゃあフィルターは??


鉄の粉いっぱいだ。



機械屋まかせ?いつやったかなんてわからない。

って方ほとんどじゃないですか?
(やってるわい!っていうツッコミはなしですよ)



例えば中古で購入した時に交換してくれてたよ。

って場合はいいですが、ほとんど乗りっぱなしが多いのでは?って感じます。

確かに交換したからといって、格段に何かが変わるわけでもない。



ずっと交換しないでいると最近の農耕車両だとフィルターが詰まって、

最悪は前後に進まなくなったりする不具合もあるようです。


そうなると余計な出費がかさんでしまう可能性もありますよね。


自分の体も、機械もいつまでも健康でいられるように常日頃から気を使って

いたわってあげれば突然おかしな事にはならないかと思います。

お仕事をしてくれる機械ですから、きちんとした状態を保って稼いでほしいですよね。




 
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管理者
2024年になりました。 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcpuxr9a3 2024-01-05T13:40:00+09:00 明けましておめでとうございます。

今日から仕事始めとなります。

誰も見ていないブログは今年も粛々とやっていきます。

昨年終わりに来年は上向きにって書きましたが、新年から災害が起こり、

大変つらい思いをしている方々が多くいらっしゃいます。


自分は何ができるんだろうか?何をするべきかを考えながら、

些細な協力ですが自分の出来る事をしていこうと思っています。


事故、災害はいつふりかかるかわかりません。

機械の修理という業務を通じていくばくながら、社会への貢献がなされていて

世の中が循環していると思い現場に立っています。

機械はようやくそれなりに修理できるようにはなってきたけれど、

自分には人の心を治す事はできません。


それをできる人に願いを託しつつ今年も皆様のお手伝いを

細やかながらできたらと思います。

はやく安心して過ごせる日常が来ることを祈りながら

「当たり前の日常があたり前ではない」ことに

感謝をして日々精進したいと思います。

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管理者
イセキ BIG-T1055 修理など (マッセイファーガソン MF6260) https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcn4r6uzh 2023-12-26T16:03:00+09:00 PTO軸からのオイル漏れ 修理

このトラクターは下回りがごっそりオイルが付着した土が固着していました。

てっきりミッション廻りのセンサーだとかフィルター付近からのオイル漏れだと
思っていました。

何度も温水にて車体廻りを洗浄して様子を見ると
PTOの軸付近からオイルがにじんできていました。

これが伝わってミッションの周りを汚くしていました。

さて、イセキ BIG-T1055となっていますが、これはマッセイファーガソンからのOEM車両です。

ファーガソンでいうところのMF6260になります。

6000CCの6気筒で100馬力以上はあります。

車体もでかいです。イセキ仕様になるとMFではつけていなかったヘンテコな配線、余計なスイッチをつける場合があり、

修理に一苦労することがあります。(イセキでも嫌がってMFMに丸投げする場合が多かったです)

さて外車のトラクター、4本のキャップスクリューボルトを外せば、軸とハウジングが外れるはずです。


ちょっと待った!!




パーツリストで見ると③のケースごとはずせてシール交換は簡単に見えますが、

⑩、⑫、⑬の各ギヤは実は浮いているんです・・・・。

ということは調子に乗ってケースとシャフトを外すとガタンとギヤが落ちます。

これを3枚保持しながらシャフトを入れ込むのは不可能・・・・。

上のふたを開けて、手を入れてできたかどうか・・・・・。(記憶がないので・・・・)

というわけで長いスクリューボルトでギヤをちょっとだけ押し付けて固定をしてシャフトを抜きます。


この方式はMF3000シリーズ、MF6100シリーズ、と同じだったはずです。


あとはシールを交換して元通り組み立てるだけです。

シャフトを外してケース内部を見ると・・・・
やっぱりオイルがにじんでいましたね。途中の溝に水と混ざって溜まっていました。



こんなつたないブログですが読者もいないままずっと書き続けています。

閲覧者が増えるとも思っていないけど、誰かに引き続いてもらいたいなあ・・・。

2023年もこれで暮れようとしています。

世の中がもう少し上向きになるといいですね。

皆様また来年!!


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管理者
ガラス割れたよ!! https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcnwgjwmy 2023-12-19T14:26:00+09:00 トラクター ドア ガラス破損修理


今までキャビンなしトラクター(ROPS)を使っていて、
キャビン付きのトラクターに乗り換えた場合や

ちょっとした不注意でドアを閉めずに発信などした際にどこかに接触して

あっという間にガラスが大きな音を立てて割れてしまう事があります

今回のトラクターは日ノ本NX221 日ノ本というメーカーは
すでに撤退(消滅)して数十年が経過します。

形状、形式などはクボタからのOEM製品です。正面グリルの形状、エンジンフードなどのエンブレム表記が
異なっていますが他はほぼクボタを踏襲しています。

中古市場で日ノ本トラクター流通していて、知らない人はえっ?ナニコレ??って思うでしょうか・・・・。
E324,とかならば手を出さないほうがいいでしょうね・・・・。

もし程度がキレイな状態でOEM製品があったら一見の価値はあるかと思います。

今回のNX221はクボタに照らし合わせるとGL221に該当します。

キャビン付きトラクターとしては結構古い部類になってきました。

今回部品を調べますと

T0230-70770 ガラス
発注不可(理由:供給年限切れ品番)


出た!!どうしよう!!


キャビン付きだけど、ドアなしじゃあ、めちゃくちゃ困るよなあ・・・・。

どんな機械でも兄弟車、似たモデルというものが存在します。

このガラスの品番に共通するトラクターはGL201,221,241シリーズ。

しかしヤフオクなどの中古機械市場などを検索してもほとんどがキャビン無し。

ましてや中古部品なんて出ても来ない。


考えろ・・・考えろ・・・何か手があるはずだ・・・。
(突破ファイルから引用)



パーツリストを色々な機種を眺めていると、ありました!!

ちょっと後のモデルですがGL261Qというシリーズが同じキャビン形式を使用しています。



ドアヒンジ、ウエザーストリップ、ハンドルが同じものを使っています。ウエザーストリップが同じ品番ということは

外周は同じ。形状も図面では同じに見えます。ガラスの色がグリーンということだが、

見える!私には見えるぞ!!って事で

発注!!

ハイフン以降の部品番号も一緒、共通部品もある同寸法だが色付、
色なしで別品番となっている。

メーカー部品ではよくある事ですね。
T0270-70770(ドアヒダリガラス グリーン)
〇 在庫数 (10 ~ 99個)
△ 在庫数 ( 1 ~   9個)
とりあえず10枚はあるって事だ。まだ在庫があって助かったよ。

(2023年 11月 現在)

ぱっと見はわからない・・・・。

こうやってみると、あーたしかに色はついているけど、問題なし!!


こうして元通りにキャビン付きトラクターになりましたとさ。









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季節外れの草刈り機 修理依頼 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcuecyay4 2023-12-12T16:13:00+09:00 時期外れの草刈り機


寒くなってきましたね。この辺りは農閑期へと移り変わる時期です。

夏ごろに修理した草刈り機がリコイルが、
引っ張ることができないとの依頼です。


さて、エンジンはかかってお渡ししたはずなんだが・・・・。

プラグを外して中を覗くと・・・・排気ポートまで何かがぎっしり。

んん??カーボン??こんなに付着する!?


あとで見ときますって伝えて預かりました。

マフラーを外します。



あれ!?ピーナッツ!?いや、さなぎだなあ・・・・。

ほじほじしてみます。ん?まだまだ出てくるぞ・・・・。

トーチで炙ります!!


油の焼けた匂いじゃないなあ・・・・

って幼虫がまだまだ出てくるじゃん!!


総勢5匹くらい中にいました。

土蜂が巣を作ることはあるのですが、これだけ大家族でマフラー内部にいるとは・・・・。

長期で保管しておくと、こういう風になりますね。

ちょうど巣穴の出入り口にピッタリなんですよね・・・。


この事例はいままでやってきた中で一番かもしれません。

越冬するために、巣を作るのか?春先に使うときにマフラーの穴が土で詰まっていたら、

中にいますよ。さなぎか、幼虫が。

間違いなく。



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機械の買取、処分など・・・ https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcia2e8ph 2023-12-05T09:58:00+09:00 こんにちは

農業に従事する人口の年齢を形成する割合もどんどん高齢となっている現代ですが、

離農、高齢による農業経営からの離脱が目立ってきています。

このままいくと日本は本当に食糧難になっちゃう気がします。

自分たちの世代から次の世代へとそのツケはまわってしまうことになってしまいますね。

さて、機械の買取依頼です。

機械の買取もさることながら、
機械の周囲には使えるかどうかわからないもの、

どうみても壊れているものなどがぎっしりのお宅でした。

お父さんがいろいろと集めてきては物が増えていくので

めちゃくちゃ困っています!!

と言われてしまいました。




わかりました!全部処分しましょう!!

軽トラに山盛りで6台分の鉄くず・・・・・。


使えなくなった農機具などが軽トラ3台に満載・・・・。

(この日はこれで夕方になったので終了です)


まだまだ奥にいろいろありますが、日を改めてお伺いすることにしました。


若い方で農業に興味があっても機械の高騰にはついていけずに新規参入できないという話もあります。

うまくこういった機械を新たにやる気のある未来ある若者に引き継げればよいのですが・・・・。


そういった橋渡しができればいいんですけどねえ・・・・。


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ブーム点検、 作業機 脱落しました。 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcf4ic3xa 2023-11-27T15:34:00+09:00 ブームスプレーヤー 格納点検

ブームスプレーヤーの格納整備の依頼です。

今回またもマルナカ製作所のブームです。

メーカーがブームの取り扱いをやめてしまったので、
部品の供給などはやまびこからとなりますが、

今のブームと違うのでいろいろと加工したり、
部品取りから外したりと四苦八苦しながらです。

前回の機体もそうなんですが、

トラクターにつけっぱなしの作業機です。

持ってくるときに道路で脱落してしまったとの連絡があり、行ってみました。


トップリンクが経年劣化で溶接に亀裂が入り、溶接部分からもげてしまいました。


基本的に3点での支持をしているので重さは常にロアリンクピン、トップリンクなどにかかってきます。

取り外しを推奨するのは、亀裂がはいってないか等を自分の目で脱着するときに確認できたりするからです。


うーん、地域が違えば、常識とすることが違うんだよなあ・・・・。


ちょっとしたことでも何かあってからでは事故が重大事故につながります。

巻き込むのも巻き込まれるのも嫌ですね。

いかに日頃の点検、整備が大切かを思い知らされました。










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ブームスプレーヤー 格納点検 https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcrjv7i4x 2023-11-16T10:50:00+09:00 ブームスプレーヤー 格納点検

野菜地帯のこちらの地方でも収穫が終わり、
シーズン終了が近くなってきました。

八ヶ岳の向こうの野辺山、佐久地方だと
白菜がまだまだあるのでしょうけど、

こちらの原村ではそろそろ終盤です。

ブームスプレーヤーの格納整備の依頼がありました。


〇 クーラントを各配管に循環させて凍結防止

〇 各部グリスアップ、ワイヤー類の注油、オイルチェック

〇 タンク内部、フィルター類の洗浄清掃

〇 PTOジョイントの確認

簡単に記載するとこんなメニューでしょうか。
ローラー、ワイヤー、コイルホースなどは悪ければ
適時交換となります。


今回はマルナカ製作所のブームスプレーヤーです。

もうすでに何世代前になるのでしょうか・・・・。
他のメーカーとの共用できる部品もありますが、

これをこれからも長年使うならば、
更新したほうが作業の効率も上がるのになあ・・・。
と心の声が・・・。



野辺山、佐久地域ならばすでにこれを使っている農家さんは
・・・・。たぶんいないとは思います。

たぶん・・・

自分が担当していた時は絶滅3秒前でした。
共立製でもブームの腕がマルナカというパターンはありましたが・・・。


しかし!この地域はそれほど設備投資ができるほどの
余力がある農家の顧客は少ないので、

あれやこれやの今までの培った知識と技術で乗り切るしかありません。


チェーン、スプロケットは切れるまで使われる事が多く、
トラブルが起きて電話がかかってきたりするのが

金曜日の夕方近くだったり、日曜日だったりします。

少しでも、トラブル、クイック修理を回避するためには
予防整備が必須です。古い機械ならば猶更です。


今回も大事をとってここで交換することになりました。



今どきはブーム専用機となっている事が多いので、
脱着しないままかなりの年数が経過することもあります。


この時に忘れがちですが、

PTOジョイントはスムーズに脱着できますか?
たまには外してみることを強くお勧めします。

PTOジョイントはクロスベアリングのグリスアップだけでなく
一度取り外して本機のスプライン部分、伸縮する部も清掃して
グリス塗布することが望ましいです。

グリスアップとかずっとされてないと最悪こうなります・・・。

過去に10年間ブームを取り付けたままのトラクターで
ジョイントが壊れてしまい、タンクを叩いてしまって、

穴が開いてしまい、急遽更新となったのはいいのですがジョイントがスプライン部分で錆び付いていてトラクター側の
PTOジョイントから取り外すのに
大変な苦労をしたことがありました。

スライド部分が固着している事により、ロアリンクボールの取り付け軸が折れた時などのトラブル時にPTOシャフトを押し込んで

トラクター側を破損させてしまった事もありました。

(この時はミッション内部まで痛めてしまい、工場に持ち帰って修理をする事になりましたが・・・・)

事前の整備点検などで気を付ける事で余計な出費や手間をかけることなく農作業のロスをなくすことも我々の役目かなあと思います。










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トラクター タイヤ交換 (リム脱着しないでの作業) https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcoh8bnvf 2023-11-07T08:49:00+09:00 トラクター タイヤ交換のご依頼

トラクター   M1-85

交換サイズ   リヤ 340/85R36




フロントタイヤは昨年交換済みなので今年はリヤタイヤを交換するとの事。

同時に前後したかったのですが、金銭面の工面がつかず、
リヤが今年となりました。

この辺の農家さんは何よりも金額重視であるので

海外ブランドのBKTという銘柄をチョイスされました。

農業用トラクターのタイヤですと以前の職場では高原野菜地帯でしたので
ほぼミシュラン一択でお勧めをしておりました。

静粛性、タイヤの持ち、組みやすさなども一番よかったです。

今回のBKTは自分は取り付けた経験がなく、組んでいく過程でサイドが
とにかく硬く、厳冬期には野外でのパンク修理などは

遠慮したいなあという印象を受けました。

農機具屋さんのほとんどのはホイールごと脱着してタイヤセンターなどに
持ち込むようですが、

私は圃場の中でのパンク、タイヤのバーストなどの場合もすべて現場で
やってきました。



100馬力クラスのトラクターを圃場から引き出し、ホイール付きのタイヤを脱着する手間などを考えると、時間がかかってしまい、

ブームを背負っている場合などその場でなんとかしないと薬剤が満タンで
無駄になってしまう場合があり、そういう手法をとっていました。



その場でやってくれるほうが助かるといわれるのが
せめてもの救いですが・・・。

平地で作業しやすい場所でできるのはありがたいですねえ。

慣れてしまえば脱着取り付けまで1本あたり約1時間もあればできますよ。
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お米の乾燥機 失火エラー  https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rc5zryhxb 2023-10-31T09:37:00+09:00 こちらの地方でもお米の収穫が終わり、乾燥作業に追われている農家さんが多くあります。
乾燥機のボイラーが点火せずに”失火エラー”が出るとのことで見に行きました。

たいていの米農家さんは倉庫の中に乾燥機などがあり、いつも清潔にしているイメージがあったのですが、
案内された小屋に行きますと、

うーん・・・・。
いつもながら嫌な予感しかしない・・・
・。


まずはうっかりミスを見落とさないように、基本的なところを確認します。

〇 燃料タンクに灯油は入っているか?     ⇒  OK

〇 タンクのコックは閉じられていないか? ⇒  OK

〇 配管、フィルターなどにゴミ詰まりがないか?      ⇒  OK

本人が大丈夫だと言っても、この目で見るまでは安心できないですから。

いよいよボイラーの火が出る部分を確認します。

う、ん??



埃が多い環境に設置されている機械なのでかなり綿埃、砂埃が堆積しているのでエアーブローで清掃。

肝心な部分を開けてみる。



廃油ストーブですか??ってくらいに燃えカスが堆積しています。

購入してから3年。一度も開けていない(清掃をしていない)とこうなってしまうんですねえ。

煤、汚れをきれいに清掃して、修理完了していままでのように乾燥工程へと自動で進んでいきました。




お客さんには毎年必ず開けての状態チェックと清掃をお願いして、無事乾燥機は修理完了です。



https://shinko-shokai.co.jp/
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草刈り機 草が刈れない! https://agrimachine.jp/u/column/m7de6rcftr868p 2023-10-20T16:20:00+09:00 草刈の刃を買ってきて自分で交換したんだけど、草がキレイに刈れない。

と持ち込まれてきました。

うん??何がおかしいって?

通常刈払い機と呼ばれているものは時計と反対廻りで刈刃が廻ります。
持ち込まれた機械は逆についています。左が通常の取り付け方です。
逆につけるなんて、そんな事あるのか!!って思いますよね。


この方はこちらをいつも上にして刃を交換しているそうです。
表面には回転方向の表示がされています。
書いてある通りに取り付けしたんだけど。とのことで
刃がはいっていたパッケージを読んでみると・・・・


替え刃はマーク等印刷のない面を上にして取り付けます。とあります。
通常の置いた状態ですと印刷マークが上にならないといけません。
しかし、今回は逆に置いた状態で交換をしているのです。
そうすると通常使用にした時の位置でマークがない面を上にと勘違いしてしまったようです。

些細な事ですが、きちんとした使用方法を守らないと時には事故につながる場合も
あります。

普段から草刈り作業をされている方には当たり前の事なのでしょうが、
知らなければ、こんな事も起きるという事例です。


小さな農機具屋を営んでおります。
こちらもご覧ください。
https://shinko-shokai.co.jp/






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