現場で燃料系統のトラブル

管理者からのお知らせ
4月になりまして、先月の展示会での受注した製品、中古品などの納品ラッシュに加えて、

どんどん修理機が持ち込まれてきます。

1件終われば3件増えるような状態でして、あわただしい毎日です。

昨年も同じようなトラブルを経験しているにも関わらずまた懲りずに同じことを繰り返す人の

なんて多い事か!

言っても聞かないから順番待ちになるんですけどね。


普段手入れをしない方が割り込みですぐに修理をと言ってくる場合が多く、

そういった場合はかなり時間をかけて色々見る必要性がありますが、

逆ギレされたりしるのですが、お構いなしにすることにしています。

そんな自分勝手な人の振る舞いで自分の気持ちがイライラするのとか

マイナスでしかありませんね。

今回は畑で停止してしまって動かないというGM90でした。

クランキングしても煙が出ないため、燃料系統だろうと思って

ウォーターセパレーター、燃料フィルターを外します。

確かにゴミ、水が混入してはいましたがそれほど致命的ではないはず・・・。
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ポンプをあおって、各配管類を順番に見てはいくのですが、

フィルターの前のホースからほとんど燃料が出てこない・・・。

エアーを使って逆に吹き返すとちょっとしてからボコッと音がして詰りが取れた感じでした。

ただ、噴射ポンプから全く燃料が出てくる気配がしなかったので。

1日目はこれで撤収しました。
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噴射ポンプの中にまで水が入ると確かにポンプがダメになりますが、

そこまで水は溜まっていなかったのだが・・・

もしかしたらって事もあるので噴射ポンプを交換することにします。

2日目、現場で再度クランキングを試みると、一発でエンジン始動できました。

ますます意味がわからない・・・。

ひとまず工場まで引き上げる事にして移動をしてきました。

メインのハーネスが被覆がなくなってしまっていて、むき出しになっているのも気になります。

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噴射ポンプを交換して、エア抜き作業をして、すぐに燃料も出てくるし、一発始動もできた。

ん?やはりポンプだったのか・・・・。

なんとも確証が持てない・・・・。

4番の配管もこすれていて穴が空く寸前までになっている・・・。

でもこれは直接の原因ではないと思う。
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ここで一つの仮定が浮かび上がる。

停止ソレノイドの配線がショートしているもしくはソレノイド自体がダメになっている事も考えるべきだと。

じゃあ配線が12Vきちんと供給できているのかな?

テスターを当ててキーON。

導通無し。

おいおい・・・・まさか・・・・・??

じゃあソレノイドを単体で測ると無限大を示す。

配線もダメ、ソレノイドもダメ??
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じゃあ畑の中から脱出できたのは奇跡だったのか!!

できるだけ色々な対策を施して修理を完了させました。
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うーん・・・・複合的な要素があると故障探求は難しいなあ・・・・。







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